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<皇位継承問題-男系、女性・女系天皇->

 天皇は日本国の象徴であり、国家元首でもある。
そして、日本は天皇が“しらす”国である。“しらす”とは、国のトップが国の事情を広く知ることにより、自然と国民が統合され、国が統合されていくという、神話に於ける神々の住まう高天原(たかまのはら、たかまがはら)の統治機構そのものである。これに対して“うしはく”という統治機構があるが、これは豪族や首長が政治的権力をもって治めることである。
 現代に置き換えるならば、天皇が国の状態と国民を知り、国の象徴として国を治める形態が“しらす”状態であり、議員が政治によって治める形態が“うしはく”状態であって、議会や国会が政治権力であり、天皇が国としての権威ということである。“しらす”ことの最も良い例が第16代・仁徳天皇である。

・即位後、宮殿から国を見渡した天皇は、民家のかまどから煙が立っていないのを見て、民が貧しいことを知った。そのため、3年間徴税と労役(ろうえき)を禁じ、自らも衣服や履物は破れるまで使用し、屋根が傷んでも直さず、宮殿は雨漏りしていた。3年後、再び宮殿から国を見渡すと、民家のかまどから煙は盛んに立っていた。民に生活力が戻ったことを確認した天皇は徴税と労役を命じたが、民は大挙して都に集まり、自主的に宮殿の造営や納税に励んだ。

 このように、天皇は民を想い、民は天皇を想うという、親と子のような関係であり、天下は一つの家のような状態である。これを八紘一宇(はっこういちう)と言うが、「八紘(あめのした:天下)を掩(おお)ひて宇(いえ=家)にせむ」という日本書紀に於ける初代天皇・神武天皇の詔勅(しょうちょく:天皇が公に意思を表示する文書)に由来する言葉である。これは天皇を神格化するものではなく、国は一つの大きな家族のようなものということで、普段は意識しなくとも、いざという時には大きな効力を発揮する天皇並びに皇室と国民の関係を言い得ている。現代に於いてすら、普段は天皇や皇室のことを意識しなくとも、阪神淡路大震災や東日本大震災の時の両陛下のお姿に国民はどれだけ励まされたことか、記憶に新しいことだろう。

 しかし、二千年近く続いてきたこの天皇の皇位継承システムが今、皇族が減少し続けてきたことにより、断絶の危機に直面している。今上(きんじょう)陛下が御即位されて元号も「令和」に改められ、立皇嗣の礼も含めた御即位関連の一連の儀式も無事、斎行された。そのため、悠仁親王殿下御誕生以降、下火となっていた女性天皇・女系天皇論や歴史上存在しなかった女性宮家まで含めた議論が再び開始された。だが多くの国民は、女性天皇と女系天皇の違いすらしっかり認識しておらず、雰囲気や男女平等論等に基づいて何となく、という感覚論で判断しているように見受けられる。
 これは、先人たちが知恵を振り絞って維持してきた男系男子による皇位継承システムが即座に断絶する可能性を意味し、

皇位継承システムの断絶とは、これまで続いてきた天皇・皇室制度の終焉を意味する。

すなわち、日本という国のあり方=國體(こくたい)が根本的に変わってしまう事態を意味する。

言い換えれば、二千年以上の長きにわたって続いてきた日本という国がリセットされることを意味する。

 そこで、本記事に於いては、現在の男系継承をはじめ、女性天皇・女系天皇、宮家・皇族とは何なのか、また、皇室の祖とされる天照大神が女神なのに何故、天皇は男系継承してきたのか、ということを明らかにするために、天皇の存在意義や神話、古代からの日本に於ける女性の地位・立場、祭祀(さいし)のあり方など、多方面から考察しよう。
 なお、内容的には極めて重要な事であるため、多くの方にご覧頂きたく思い、記事としては二編用意しているので、適宜、ご覧頂きたい。

皇位継承問題 ←ここをクリック
 初めて当ブログを訪れて頂いた方や、概要を理解したい方向け。

皇位継承問題-詳細 ←ここをクリック
 当ブログの記事を以前からご覧頂いている方向け。上記記事『皇位継承問題』に、第26代・継体天皇から第38代・天智天皇、第40代・天武天皇を経て、第50代・桓武天皇に至る詳細を追記考察している。

 この機会に、これまで何となく感覚的にしか捉えていなかった皇位継承や皇室について考えてみては如何だろうか?本記事が、少しでもお役に立てれば幸いである。


--管理人コメント--

何のために知らなければならないのか?それはまさにこの部分。

皇位継承システムの断絶とは、これまで続いてきた天皇・皇室制度の終焉を意味する。
★すなわち、日本という国のあり方=國體(こくたい)が根本的に変わってしまう事態を意味する。
★言い換えれば、二千年以上の長きにわたって続いてきた日本という国がリセットされることを意味する。

「だから男系でなければダメである」 と頭ごなしに言いたいのではない。
新時代にあった在り方があっても良いとは思う。

しかし、数千年の歴史のなかで築き上げできたものをしっかりと理解して議論すべきだし、
そもそも政治家やにわか評論家が口を挟む問題でもないのだ。

ただし、天皇陛下はその決断のとき、国民の想いや願いに身を寄せるだろう。

だからこそ我々は、「なんとなく」や「雰囲気」、「他人事」ではなく、すべての日本国民が”しっかりと理解”したうえで考え、自分自身の(自分がこの国の代表だったとしたら、くらいの視座で)考えを導き出す必要があるとおもう。

判断を誤れば”取り返しがつかない”こととなる。
そうなれば、われわれ世代は日本の子孫たちから”雰囲気で取り返しがつかないことをしでかしてくれた世代”として恨まれることになるかもしれない。

「天皇」 「八紘一宇(はっこういちう)」 「国體(こくたい)」
これらの言葉を聞いた瞬間にアレルギー反応を起こしたり、
右寄り思想な人々の好きなコトバだ!とか、
男尊女卑だからそもそもアウトだ、とか、
天皇すり替え説=だから今の天皇は偽物=だから要らない、とか、
天皇だけ豪華な皇居で生活しているのが不公平だ、不平等だ、
などという思いが頭をよぎるひとびとにこそ、このレポートを参考にしてほしい。

そんな、スケールの小さい話ではないので。

よくある「男系を継続しないとY染色体が継げないから」という話もあるが、もしそうだとしたら、
科学も医学も今とは違う何千年も前にそれを重要視した「理由」に目を向けずして、安易な判断をして良いのだろうか?

こんな話がある。
ある田舎の神社の真ん中に、ご神木のごとき柿の木があった。
敷地から離れたところに墓があり、そのとなりに小さな湧き水と小川があり、「この小川は決して穢してはならない」と言い伝えられてきた。
しかし区画整備等でその世代の宮司(土地の所有者)が禁を破ってしまう。
言い伝えに対してはかろうじて、小川を潰すのではなく、流れるコースを変えたのだった。
すると・・・じわじわとゆっくりと時間をかけ、柿の木が枯れていった。
氏子たちに柿をふるまう柿祭りもできなくなり、氏子が集まる機会も減った。
柿を食べに来ていた鳥も来なくなった。
天敵の鳥が減ったおかげで、境内の木々には虫がわき、荒れ果てていった。
柿の大木の根に住んでいたその土地独自の菌類が死滅し、その神社のまわりの田畑の作物も実らなくなった。

大自然と同じく歴史あるものは、「そうなるとは知らなかった」では、取り返しがつかない。


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